Essey
- 2020/1/17
- 「2020 始まる」
いよいよ2020年が幕を開けました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
1年の抱負など、考えますか?
小さな頃は、「勉強を頑張ります!」「本をたくさん読みます」「人に優しくします」などの抱負をお正月に言わされたものでした。大人になると、1年の抱負はいつの間にか忘れて、守られないことがわかってしまっているので真剣には考えなくなるけれど、小さい頃の刷り込みか、やはり1年の幕開けにはこんな年にしたいなという思いにはなります。
昨年は、いくつになっても学習と成長はできるのだなぁと感じた1年でした。
記憶力は(残念ながら)年々衰えていくので、英語を覚えようだとか学問を志すことに関しては腰が重くなってしまいます(できないわけではないと思いますよ)。でも思いもよらない不測の事態はいつでも起こり得るし、それでもトライ&エラーでなんとか乗り切ることはできるものだし、それによる収穫は何物にも代えがたい人生の糧となるものだなと実感しています。
そして実は、不安なこともたくさんあるけれど、新しいタスクというのは、それを乗り越えなくては!という火事場の馬鹿力的な闘志が湧いてくるものなんですね。まあ、それも過ぎたからこそ思えることではありますが。
明けない夜はないということで2020年が明けたわけです。
で、私の抱負は何かなと考えたのですが、ただただ漠然と何かを学びたい!ということしか浮かびませんでした。
今年50歳を迎えるにあたり、今までおろそかにしていた美容について掘り下げてみる?とか、いつも何となく考えている教育について一丁勉強してみるか!とか。英語もやりたい(どうせ挫折するよな、と尻込みはするけど)。料理もたくさん習いたい。人見知りせず新しい人と出会いたい、いいことや悩みなんかも分かち合いたい。などなど。
そんなわけで何をしたいか考える1年にしようかなと思います。それだったら続けられそう(笑)。そしてその中で、形にはできなくとも何か種を蒔けたらなと思っています。
よき1年にいたしましょう。
- 2019/7/30
- 2019 夏
1週間経って、ようやく熱と興奮が冷めてきたので、思い返して書いてみようと思う。
7月20日土曜日。東京はまだ梅雨が明けず、どんよりと分厚い雲が空を覆っていて、でも蒸し暑くて不快指数はメーターを振り切るような週末。28年ぶりのワンマンライブと謳われた、本当に久しぶりのライブが「ビルボードライブ東京」で行なわれました。
その前7月5日には「ビルボードライブ大阪」で。
昨年9月にSPARKS GO GOプロデュースのイベントに声をかけていただき、「渡辺満里奈with木内健とチャン・マリナーズ」というユニットが誕生。5曲ほど歌わせてもらい、スパゴーのベース、ヤックが「ツアーできるんじゃない?」と言ってくれた。
音楽は愛して止まないけど歌をまた歌うなんて思っていなかったし、
「いやー、もうずっと歌ってないし今更やってもなぁ」
「人、入らないんじゃないかなぁ」
「自信もないしなぁ」
断る理由はたくさんでてきた。でも、イベントで歌った5曲で私の中の何かが弾けたような気がして、モヤモヤとワクワクとウズウズがくすぶっていた気がする。
スパゴーのみんなに後押しされて(昔馴染みのメンバーでの打ち上げが楽しかった勢いもあって)「よーし、ライブやろうよー!」とぶち上げてすぐにライブは決まってしまった。
「しまった」というのは、やっぱり不安なことの方がたくさんあったから。
リハーサルを重ねるたびに、とても素敵な心地よい空気感に包まれた。
録音していた音を聴いていると、SPARKS GO GOの3人と木内健くんの音に支えられているような気がして、勇気が出た。奏でられるメロディーと若い頃とはまた違った味わいを見せる歌詞をかみ締めて、何度も涙が出そうになった。
ライブ本番は、言葉では言い表せないほど、なんというか素晴らしかった。
待っていてくれた人たちの笑顔が弾けて、歌うのはとても楽しくて、空間は愛に満ちていた。
心が震えた。
28年という歳月はあまりに長かったけど、そんなことを感じないくらい音楽はその時間をあっという間に縮めてしまったように思う。
今回のライブのためにヤックが作ってくれた曲「夏空のかなた」の中に、
だんだん 明けていく空は
あのときより 輝いてる
また 歩き出せば 今
もっと 行ける気がしてる
という歌詞があるのだけど、まさにそんな気分。若いときよりもいろんなことを受け入れられて、豊かに感じられるようになって、歳を重ねるのは悪くない。というよりとても楽しい。そんなことを感じられたライブになりました。
この日を待っていてくれた、あるいは初めて観てくださった皆さま、素敵なスタンド花で入口を華やかにしてくださった皆さま、足を運んでいただきましてありがとうございました。ハッピ姿も、満里奈コールも、手作りうちわやサイリウム、全てがビルボードでは初めてだったはず!楽しみました。
そしていつもとは全然違う音楽を奏でてくれたSPARKS GO GOのヤック、てっち、お兄ちゃん。素晴らしいアレンジをしてくれた木内健くん。ライブを決めて動いてくれたスタッフの皆様。心から、心からありがとう。
このキラキラした思い出を胸に、今年後半もがんばれます!
でもその前に!夏休みに入ります!
皆さま、素敵な夏を!
- 2019/2/4
- 「立春」
みなさま、お元気ですか?
私は変わらず元気にしておりますが、このコラムを書いていなかったです。すみません。
今日は節分が明け、立春ということで、明けましておめでとうの気持ちを込めて。
本年もよろしくお願いいたします。
春はもうすぐ。
今の寒さを噛みしめながら、暖かな春を待ちましょうね。
- 2018/9/21
- 「お知らせ」
9月24日に新木場スタジオコーストにて、ライブイベントに参加します。
我らがSMAのベテラン渋みも増したぜバンド・SPARKS GO GO がプロデュースするイベント
「SHINKIBA JUNCTION2018 ~ SMAちゃん祭りジャン~」
なぜかお声がかかり、ライブなんて何十年振りじゃろうという感じで、ふらふらと吸い寄せられるように参加の手を上げてしまったのです。
スパゴーとは、私が20代になりたてのとき一緒にライブハウスでライブをやったことがあり、奥田民生くんとともに日比谷野音にも出たことがあるという、そんな関係。
お互いみんな詳細は全然覚えてないんだけど(笑)「楽しかったな★」という記憶はあり。
そんなメンバーと木内健さんでお送りするアコースティックなライブです。
リハーサルも順調に進み、いやー、贅沢だったなぁ。バンドの音。そして歌う。なんて素敵な時間なのだろうと感じました。このドキドキ。生き生きと同じかな。音楽っていいな。
一夜限りのライブ。よろしかったらお越しください。お待ちしております。
- 2018/9/7
- 「ラジオの向こうで」
この度の、平成30年北海道胆振東部地震により、被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、台風21号により多くの被害にあわれました近畿地方の皆様にもお見舞い申し上げます。
1日も早いライフラインの復旧と、1人でも多くの方のご無事を、そして平穏な日常が戻りますことを心よりお祈り申し上げます。
自然災害が多く、被災された地域でも、またそうでない場所だったとしても、心休まらない日々を過ごされている方たくさんいらっしゃると思います。
私は今年1月から、ニッポン放送にて「オールナイトニッポン MUSIC10」という番組のパーソナリティーを担当させていただいています。森山良子さん、名取裕子さん、鈴木杏樹さん、そして私と月曜から木曜のよる10時から(基本)生放送でお送りしています。
9月6日未明に北海道の大地震があり、それは私が担当する木曜日のことでした。
ラジオは生放送で、適宜情報が入ればお送りするという、いつもとは全く違う構成でお送りすることになりました。全国放送なのでいろんな地域の方が聴いてくださっています。このような災害対応は初めてだったので、どのようなトーンでお送りしたらいいのか迷いましたが、慌てず、感情に流されず、被災された地域、方々に心を寄せながらいつものように淡々とお送りしようとスタッフと決め放送は始まりました。
北海道は全域停電。復旧している場所もあるものの、停電が続く地域もまだたくさんある時間。
余震も続きます。でも、番組には、たくさんのメールが、リクエストが北海道から届きました。
テレビが観られないので、初めてラジオを聴いたという10代の学生さんたち。
小さなお子さんたちを抱えて不安な夜を過ごしているお母さん。
不安を抱えながら、懐中電灯をつけたまま寝ますという一人暮らしの方。
北海道以外からも東日本大震災で被災された経験を持つ方からの、力強く優しい応援など。
暗闇で聴きたいリクエスト曲は、みんな明るい元気な曲でした。
ラジオって、こんな風に人に寄り添えるんだ。
始めた当初に、今、この時間に誰かと繋がっている安心感や一人じゃないと感じたことが、とてもはっきり明確に感じられた日でもありました。
私の話すことは、うまく言葉にできないこともあるし、誰をも励ませる完璧なものではないし、もしかしたら不快にさせてしまっていることもあるかもしれないけれど。
ともあれ、災害時の情報収集のためにラジオを備えておくことを皆様にはお勧めしたいです!
驚いたことは、星空を見上げている人がとても多かったこと。
電気のついていない夜に空を見上げたら、満天の星。プラネタリウムのようでした。いつもならこんな風には見えません。見ません。と。
人はこんな時に、こんな時だからこそ、少しの希望を見つけるんだな。
人のしなやかな強さも感じました。
近畿地方を始めとする西日本、北海道での1日も早い復旧を祈って。
- 2018/1/23
- 「麗しの島、再び」
年末年始をのんびり過ごし、帰国後程なくして、「有吉弘行のダレトク!?」のロケのため台湾
に行きました。実に4年振り。足繁く通っていた2000年の初め頃に比べたら、随分と久しぶ
りの訪台となってしまいました。
1月6日 台北 雨。気温は17度。
久しぶりの台湾はあいにくの雨。それでも長袖のワンピースにセーターを1枚羽織るだけで、十
分なくらい気温は穏やかです。寒い日本から降り立つと、体と心が緩みます。
3時間でどれだけ回れるか。楽しめるか。が、今回のロケのテーマ。ありったけの知っているお
店を紹介しています。随分と変わったところと、まったく変わらずそのままの姿のところ。移り変
わりは激しいかもしれないけど、どこか温かさを残す街、というところは変わっていません。
懐かしい人にも会ったりしながら慌ただしくロケを終えた後、スタッフの皆さんと食事を共に
し、紹興酒をしこたま飲み(仕事のあとのお酒ってなんでこんなに美味しいのでしょうか!)、
ホテルの部屋に戻ったらそのまま寝てしまいました。明日の朝食を楽しみにしながら。(翌朝は
しっかり寝違えをおこし、息も絶え絶えでしたが)
台湾の食事は土地柄と同じくとても穏やかな味で、子どもも楽しめます。何を食べても美味し
いのですが、やはり朝食はホテルではなく外で食べるに限る!町中に、お粥や豆漿(とうしょ
う)、焼餅(しゃおぴん)などを食べさせてくれる小さなお店が点在していて、どこも活気があり
地元の空気を味わえます。そして何と言っても、お・い・し・い!
朝9時にホテルを出発して、料理研究家・内田真美さんの著作「私的台北好味帖」を片手にお
店を探しました。最初のお店では焼餅が全て売り切れていて1時間待てば食べられると言われ断
念。日曜日とはいえ、やはり9時は遅かったか。続いてたどり着いた「五湖豆漿(ウーフードウ
ジアン)」。言葉はわからなくとも、食べたい!という気持ちは伝わります。お店の人も親切。
台湾の人たちはとても温かく優しいのです。メニューの写真を指差し、小籠包、ふかふか熱々の
饅頭に卵焼きを挟んだサンドイッチのようなもの、塩味の豆漿に油條を注文。変わらない懐かし
の味。おぼろ豆腐のようになった豆漿に揚げたての油條を入れて食べると、豆漿の旨味をたっぷ
りすって美味。いくらでも食べられてしまいます。ふかしたての饅頭も、それにはさんだ卵焼きも
極めてシンプルなのに、とても丁寧な味がします。ああ、台湾だ…。懐かしい友達に再会したよ
うな喜びと、幸福を感じたのでした。
じんわりと心を滲ませる雨は降り続きました。一泊二日。あっという間の旅だったけど、久し
ぶりの台湾は、やっぱり人懐こい笑顔で旅行者を迎えてくれるじんわりあたたかい街でした。
- 2018/1/1
- 「2018年 はじまりました」
みなさま 明けまして おめでとうございます。
晴れやかな人も、そうでない人も、いつもと変わらない人も、新しい年に突入です。
何思う、2018年!
昨年を振り返ってみると、これはもう「感謝」の年で決まりです。
30周年記念のベストアルバムを発売し、長く活動してこられたのは多くの方々に支えられてきたおかげだと改めて感じる日々でした。温かい気持ちは体に蓄えられて、安心や自信、優しさやひらめきなどを呼ぶ素敵な力を持つようです。
今年は私も、そんな温かい気持ちを返せる人間になりたいと心から思います。
私がもらった目に見えないたくさんのものを新しい力に変えて、2018年、ますます輝く年にしたいです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
2018年 元旦
- 2017/12/18
- 「迷いと音楽」
たぶん、メディアなどで見てくださっている方達が思う渡辺満里奈のイメージと、私が思っている自分というのはずいぶんと違っているという感じがずっとしている。もちろん色んな見方をしていただく仕事ではあるし、すべてイメージ通りというわけにはいかないのもわかる。
それにしても、なのです。
「穏やかでおしゃれな日々を送っていそう」
「きちんとしていそう」
「子どもに怒らなさそう」
などなど。ありがたいことを言っていただくことが多々ある。
いやいやいや。そんなこと全然ないのですよ。物忘れはひどく、よく忘れ物はするし(本当によくするので家族に呆れられているほど)、隙あらば色んなことサボりたいし、子どもにはついガミガミ言ってしまいます。
つい先日も、日常茶飯事のガミガミが始まりました。
塾などの友達がいない集団と行動するのが苦手だという長男が、やっとのこと行き始めた英語塾。足の怪我のためお休みした日の振替授業を申し込もうと相談したときのことでした。いつもと違う曜日は友達がいないから嫌だとグズグズ言いはじめる息子。最初は無視していたものの、あまりにも長いことグズグズいうものだから堪忍袋の尾が切れた(私の耐性にも問題あり)。
「なんのために勉強してると思ってるの!友達がいないとできないとか、知らない人と嫌だとかいってるんだったらやめちゃいなさい!これから大人になるほどそういう機会は増えていくけど、それが嫌だというならどんなことからも逃げればいいよ。そういう生き方もあるよ!勉強できる環境を当たり前と思ってるからそんなことが言えるんだよ!クドクドクドクド・・・」
あまりに腹が立ったのですが、奮起してほしいと願いを込めつつ怒り、ほかの部屋にこもってみた。そこで気を鎮めて考える。自分は勉強できることに感謝してたか?そんなこと考えてもいな
かったくせに、子どもには偉そうなことをいう。でも息子には社会での役割を見つけて欲しい。
人の役に立つ人になってほしい、欲をいえば夢を追ってそれを叶えてほしいと思うと、今できることをやらせてあげたいと悶々と考え、自分の親もこんな気持ちだったのかぁと、今になって自分が子どもだったときのことを振り返り反省したりする。そんな毎日。
結局この場を治めないとと思ったであろう息子が謝り、何に対して謝っているのか問いただして本当に悪いと思ったら謝りなさいとまたクドクド言った後、
「勉強をすることはとても大切だけど、でもママが言っていることが必ずしも正解なわけではないんだよ。もしママの言うことには賛成できないと思ったときには、その意志と覚悟を持って自分の思いを貫きなよ。それまではパパもママも迷いながらも君にとって最善を探してる。一緒に頑張っていこうよ」
と、自信のなさと迷いを情けなく思って流れる涙と共に訴えた。大人は君が思うほど大人ではないんだ。
1年前だったら息子も共に泣いていただろうけど、彼はもう泣かない。でも(今の所は)胸に届いてると信じたいな。
昨年の夏は、娘の子育てでストレスを抱えていた。思う通りにならない毎日に、思い通りにしようなんていう考えが傲慢だと葛藤しつつ、娘が幼稚園に行った後ひとり部屋のドアをしめ、松本隆さんの「風街図鑑」を爆音でかけ、もうティーンではないけど原田真二さんの「てぃーんず ぶるーす」を大声で歌い、大瀧詠一さんの「1969年のドラッグレース」、松田聖子さんの「瞳はダイアモンド」を歌い、気持ちは徐々におさまっていったのでした。これでストレス発散することを覚えてからは、歌おうと思うだけで少し楽しい気持ちになれました。単純なものです。
音楽は救いです。
メロディと歌詞とその曲が持つ空気は、一瞬にしてモヤモヤを一掃してくれる。
すごい力だ。
そして、穏やかな時にはakikoの「Elemental Harmony」を聴いて癒されました。流れる清い水のような歌声に、心が洗われた。
だからといって怒らなくなるわけではないんだけど。
でも、ね。この繰り返しで日々は過ぎていくのです。
それが実は楽しかったりするのです。
- 2017/11/18
- 「 近頃考えていたこと
ーと、ご挨拶ー 」
「ママ、ちょっと来てー」
「ママ、今日の夕飯なに?」
「ママ、宿題見てー」
私は何かと求められている。今までに経験したことのない完全なモテキだと思う。
そして当たり前のように子ども達は私を頼りきっている。
でも、台所に立ち、時々ふと思う。
「ううむ・・私、よくこんなことができてるなぁ・・・」と。
独身のとき、私は私のことだけしか考えていなかったし、だいたい自分のことだけを考えていればよかったように思う。
ご飯は外に好きなものを食べにいけばよかったし、好きな時に寝て起きて、自由に好きな場所へ旅行にだって行けた。つまり誰に気兼ねなく好きに生きていたわけで。
それが結婚し、子どもが生まれ、私は私だけのものではなくなった。
昼夜を問わず、求められたら応える。
求められて、応える。
求められて、応える。
以下繰り返し。
ほとんどの日は家でご飯を作る(面倒でも)。
朝は5時に起きる(昔みたいにたくさん眠れないから苦ではないけど)。
旅行は子ども達が楽しめるところで(ヨーロッパはとりあえずお預け)。
毎日毎日、宿題をさせてお風呂に入れて、たくさんの話をして本を読んで寝かしつける、なんて生活をする日が来るとは思ってもいなかったし、好きに生きていた時のことを考えると、まあよくこんなことができるようになったものだな、と遠い目をして、時に自分を褒めてあげたくなる(かなり甘い採点で)。
じゃあ私は、不自由になったか?
いや。もちろん、そうではない。
結婚して私は、自分のどうしようもなく欠けている部分を埋めてもらった。
子どもが生まれて、あふれるほどの愛をもらい(寝起きだろうが、お風呂上りだろうが、ママ大好き、愛してるといってくれるのは子どもたちくらいだろう)、人として成長させてもらった。
ままならないこともたくさんあるけど、毎日笑顔をもらっている。
守るものができ、歳を重ね、むしろ気持ちは自由になった感じだ。
結局私はいつも与えられてばかりだ。
家族だけではなく、関わってくれるたくさんの人たちから与えてもらっている。
本日11月18日、今年も誕生日を迎えました。
「与えられ人生」も47年になります。
今の私を発信できる場所にしたく、HPも新しくいたしました。
簡潔な言葉で「今」を共有できるSNSもとても魅力的ではありますが、少し立ち止まって日々のことを考え、言葉を綴りたいなと思い、ここでは普段あまりじっくり話すことのない、子育てや家族のこと、仕事のこと、好きなもののことなどについて書いていきたいなと思っています。
与えられ人生もうっかりしていると50年になってしまうので、お返ししていかないとという気持ちを込めて。あ、そんな大そうなものでもないのですが。
よろしかったら、時々お寄りください。